2011.01.16REPORT
世界各地からはるばる日本に滞在し、学生として勉学に励み、或は家庭を持ち、また、学習塾で生徒に接しながら、異国での習慣の違いにとまどったり、積極的に学ぼうとしたり、ショックをうけたり------。ユーモアを随所にからませた流暢な日本語スピーチは、満場の観客に大きな感動を与えました。日本にどっぷりと浸かって生活していると、ごく当たり前と思っていることが、国外の人にとって摩訶不思議であり、信じられない言動に思えることを改めて確認できました。
滞在9年のベテランから、若干5ヶ月の新米までが驚くほどの達者な日本語を使いこなし、私たちは終始、圧倒されました。どの弁論者も熱演で、審査員も大変ご苦労があったとスピーチしておられたことから、白熱ぶりがお分かりだろうと思います。
【審査員】
愛媛大学准教授 ルース・バージン さん
(財)松山国際交流協会事務局長 石丸 通 さん
南海放送アナウンサー 松岡 宏忠 さん
松山湯築ライオンズクラブ会長 竹下 俊博
【審査結果】
●にほんご弁論大賞「"ちょっと"の処方箋」
コウ・ショキ(中華人民共和国)
●松山湯築ライオンズクラブ賞「我々の責任」
チョウ・イ(中華人民共和国)
●国際交流賞「虹の歌」
ジョキョク(中華人民共和国)
●審査員特別賞「松山での子育て」
クーチン(中華人民共和国)
●ユーモア賞「私は毎日驚いています」
ヤスミン・ベルナル(オーストリア)
【審査員・総評】
松岡 宏忠 南海放送アナウンサー
弁論者のみなさん、日本語がとても上手で大変たのしい時間を過ごさせていただきました。どの方もそれぞれにユーモアと、内容の充実があって、バラエティーに富んでいました。日本の生活に戸惑いながらも、前向きに明るく日常を送っておられる態度に感動を覚えます。そんな皆さんの中から賞を決めるのは、大変な苦労が伴います。しかし、激論の末、なんとか、決定しました。各賞について、いちいち解説をしたいのですが、時間の関係で省かせていただきます。
どうぞこれからも、日本の生活を充分に楽しまれ、母国に帰られてからもそれぞれのポストで、日本との交流促進にお力添えをいただきますよう、お願いし、総評に代えさせていただきます。
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