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活動報告

住友財閥のルーツ「旧別子銅山」へ清掃登山!2010年5月8日(土) 午前6:40集合・7:00出発・午後4:30解散 旧別子(日浦登山口~銅山越~東平)

2010.05.08REPORT


 早朝6時40分集合。昨日の悪天から打って変わり、雲ひとつ無い好天に参加者の顔は明るい。

松山自動車道をひた走り、新居浜立川の「マイントピア別子」から少し上った場所から、ラセン状の新しい道路で一気に日浦の登山口に到着。山間の狭い駐車場には、すでに県外ナンバーのバス、乗用車でひしめき合っていた。

 本日のリーダー、L.栗田から大画面の看板地図にてコース解説と、登山心得など説明を受ける。スタートから急斜面の長い階段だ。見上げながら古市会長は「いきなりリタイヤしそう!」とつぶやき、場が和んだところで全員記念撮影。

 あちらこちらに、いま盛りと咲き誇る鮮やかなピンクのヤマツツジ。時折り、こちらは淡いピンク の大振りの花がたわわなアケボノツツジ。なんとめずらしい、淡いみどり色したシャクナゲの花。雄大な山々を背景に、華やかな花々がひときわ映える。急な登山道の至る所に、かつて存在した小学校や大劇場、ひな壇の社宅、酒の醸造所など、石積の遺跡が現れる。

 かつてこの険しい山肌に、最盛期、15,000人もの人々が生活していたことを誰が想像できようか。まさに、「強者(つわもの)どもが夢のあと」である。私達は、休息のたびに、登山者が残したゴミを拾い集めた。たいした量ではなかったが、今回の目的のひとつである。

 銅山越の見晴らしは最高だ。眼下に瀬戸内海が。見上げればアケボノツツジが群生した西赤石の連山が見える。少し冷気を含んだ風が心地よく吹く、そんなロケーションで持参の弁当を開いた。野鳥のさえずりがBGMのように和ませてくれる。小さな白い花を付けるというツガザクラに出会う。ここでも全員で記念撮影した。

 帰りの道中はことさら厳しかった。登りとは打って変わり、密林の、狭く極端に折れ曲がった山道を、繰り返しひたすら下界に向けて降りていく。誰も無口で、ときどき足を滑らしながら歩く。終点の東平(とうなる)は”東洋のマチュピチュ”と呼ばれ鉱山遺跡の残る観光施設でもあり、ガイドの説明を受けた。帰路のバスの中では皆、心地よく夢路をたどっていた。

午後5時15分、無事、出発点の「利楽」温泉前に到着。長時間の山歩き、ご苦労様でした!!

●参加者 計、17名
・松山湯築ライオンズクラブ会員 5名 栗田 孝和、浜野 勝久、古市 文子、小林 昌三、伊那 信太郎、の各L.
・その他(ご家族、友人)参加 12名

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